代替馬クレセントシチー デビュー戦!!


友駿愛馬第35号はフローラシチーの代替馬。


アリュールシチー→フローラシチー→クレセントシチーと段々と良い馬になっている感。

父は種付料10万円のチアズブライトリーだが、

元々アリュールシチーは1口12000円だった馬。

その馬の代替馬と考えれば母系がマシで得した感。

牡馬ですでに2歳で厩舎も佐々木晶三厩舎で優良。

早期デビューを期待。


クレセントシチーのほっさん評価を掲載。


2月1日に栗東トレセン入厩発表になりました。

2月7日、馬名登録されました。

2月24日、ゲート試験に合格しました。

育成に定評のある佐藤哲三騎手が丹念に調教。


3月19日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400mに出走!!

震災による中山開催の中止で前走5着以内の優先権持ちの既走馬が10頭も集まる中、

デビュー戦としては上出来の10着/13番人気。

走破時計も代替馬としてはそれなりで、スタート後3馬身ほどの致命的な出遅れ。

次走は上積みも期待でき、勝ち負けは無理だろうが掲示板を狙いたい。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2011年3月19日完結)

2010年10月6日立ち上げ

●クレセントシチーを取得

 GTクイズ大好きの私ほっさんがクイズに参加したい為に購入したアリュールシチー。成績は全く振るわず、僅か2戦で引退となりました。

 当時は1口12000円の1000口でしたが、国の管轄の変更で、500口を超える分割は認めないということになりましたので、今回クラブは泣く泣く2頭出し、500口ずつに分けました。

 その内の1頭が私のいただいたグロースハーバーUで、もう1頭がチャームナンバーUです。

 世間的には、私のいただいたグロースハーバーUよりも、チャームナンバーUを希望する方が多いようで、ほっさん指数でもグロースハーバーUの1.50に対し、チャームナンバーUは1.81と高い評価になっています。

 その差は母父によるところが大きく、グロースハーバーUがSanglamoreという日本では全くBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)として実績のない馬なのに対し、チャームナンバーUはBMS界のドン、ノーザンテーストです。そりゃ、どちらがいいかと言われれば、私もチャームナンバーUが欲しいです。

 しかし、大阪在住の私にとって、関東馬は応援に行ける機会もなく、やはり現地で応援できる関西馬の方が、楽しみも熱さも違うので、喜んでグロースハーバーUをいただきます。

 どちらが走る?といわれれば、馬体は見ていませんが、迷わずチャームナンバーUと答えます(笑)。



 以上の青字は2008年6月24日にフローラシチーデビュー戦特集で私が書いたものをそのままコピーしたわけですが、2010年10月6日現在終わってみると、グロースハーバーUすなわちフローラシチーもチャームナンバーUすなわちモデレートシチーも全くいいところなく未勝利で引退。

 ただ、モデレートシチーは交流戦も含めて5戦走ったので代替の代替はなくそこで権利終了。フローラシチーは1戦しか走れなかったということで特別に代替の代替がでることになりました。


 2歳の代替馬に残口がそこそこあり、フローラシチーの代替馬は次の代替専用2歳馬5頭に振り分けられました。


ジャンヌシチー(すでに入厩・清水出美厩舎・牝馬)

アンジェリカシチー
(すでにゲート試験合格・近日デビュー・宮本博厩舎・牝馬)

クレセントシチー
(デビューは遅そう・佐々木晶三厩舎・牡馬)

エデンシチー
(クラブHPによると危険な香り・作田誠二厩舎・牡馬)

カンヌシチー
(10月中に入厩かも、毎週のように出る”体力不足”のコメント・嶋田功厩舎・牝馬)


の以上5頭です。

 その内、私のところはクレセントシチーでした。


 個人的には、エデンとカンヌは近況報告や血統、そして預託予定厩舎などから危険な香りがします。もっともカンヌは関東馬で関西の私には論外です。


 登場した時に当サイトでこれは是非欲しいといったアンジェリカは順調でゲート試験も合格しまもなくデビューしそうです。これは魅力なのですが、母の高齢と牝馬ということから、いただける予定のクレセントが私にとっては一番いいような気がします(預託厩舎も手腕は認めるものの、私との相性は良くないみたいですし・・・苦笑)。


 クレセントは入厩のメドは立っておらず、遅くなりそうなのは嫌ですが、大好きな佐々木晶三厩舎で牡馬。北海道セールで367万円で落札された馬で、最近の友駿の代替馬の傾向としてはこういった馬がそれなりに走っています。アンジェリカも472万円で落札された馬なんですけどね。

 ジャンヌも母は若く一発あるかも知れませんし、預託予定の清水出美先生は大好きなのでかなり気になるのですが、牝馬ですし、やはり牡馬の方が欲しいです。


 などということから、そのままクレセントをいただくことにしました。アンジェリカの今後の追い切りが非常に気になるところです。こんなことなら、エリーズシチーの代替馬にフローラシチーをもう1口貰っておいて、1口分をわがまま言ってアンジェリカにして貰うんだった!!
 ・・・って考えるのですが、フローラシチーはたった1戦しか走らずその配当は1口300円。赤字も赤字大赤字だったので、やはり1口分は割引証書に変えて正解だったと思っています。

 父のチアズブライトリーは2007年の種付料が10万円で産駒も中央では2勝馬が1頭しか輩出していませんが、母系はフローラシチーよりもいいですし、なんだかグレードアップした気分で嬉しいです。

 維持預託費の話はおいておいて、アリュールシチーの1口12000円でここまで来ていると考えると口数も500口ですし、かなり特している気分です。

 そんなこんなでクレセントシチーを取得!!。保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●クレセントシチーのほっさん評価

 では、クレセントシチーの詳しい分析です。

 父   チアズブライトリー アーニングIDX 1.22 評価 B−
 母   ラブリークレセント 1勝            評価 D
 母父 サクラバクシンオー               評価 B−
 兄弟  初仔                       評価 B−
 生産牧場 大作ステーブル               評価 E
 調教師 佐々木晶三                  評価 A−

 馬体                            評価 不明
 代替専用馬 2010年北海道トレーニングセール 367万円
 
 総合評価 2.09 評価 C


 父チアズブライトリーは2歳から6歳時に29戦7勝。力の要る芝を得意とするタイプで、5歳時にGV京阪杯(1800m)、6歳時に七夕賞(2000m)を勝っている。他に2歳時にオープン特別中京3歳S(1800m)を制した。初年度産駒に、中央競馬で唯一2勝を上げているロフティークリフ、公営園田で3勝を記録したトキノナイスなどがいる。
 クレセントシチーと同じ2008年産はシルクマイベストがすでに2歳未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がっており今後の活躍が期待される。父の産駒の当たり年かも知れない。

 2007年度の種付料は10万円。非常に安価なサンデー系種牡馬である。やはり自身がGT勝ちもなく、この金額は妥当。産駒も1勝馬のみで種牡馬としても厳しい状況。


 母ラブリークレセントは8戦1勝。芝1200mで未勝利を脱出したのを最後に引退。未勝利クラスでは安定した成績だった。500万クラス以上は走っておらず、その実力は掴めない。2003年北海道オータムセールで451万円で取引された。
 2003年生まれと若く、当クレセントシチーは母の5歳の時の仔である。繁殖牝馬としては非常に期待の持てる年齢である。
 正直どこまで走るかわからないがかなり期待できる。


 母父のサクラバクシンオーはスプリンダーズS GT連覇など。プリンスリーギフト系の血を現代に繋ぐ貴重な一流種牡馬。直仔、そして孫にも短距離戦向きの爆発的なスピードを伝えている。BMS産駒にトウショウカレッジ(父ラストタイクーン・42戦8勝・芝短距離・現役)、トップカミング(父ゴールドアリュール・24戦4勝・芝中距離・現役)など。
 BMSとしても評価は「B−」と高く、当然期待できる。


 兄第は初仔であるのでいない。このクレセントシチーは母の5歳の時の産駒である。母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われもっとも良い仔を出すと言われているし、ほぼそれに近い。期待していいのではないだろうか。


 生産牧場は大作ステーブルで、基本は育成牧場で生産馬の成績は20戦0勝で連対も3着もない。生産馬としては現役ではシルクユージーがデビュー前である。育成馬としては本年ききょうS(2歳オープン)を勝ったオースミイージー(生産は広富牧場)などがおり、施設は整っている。


 預託厩舎の佐々木晶三調教師は1974年中村武志厩舎所属として騎手デビュー。1979年の桜花賞を師匠の管理馬であるホースメンテスコで制してGT初勝利を挙げた。1982年に騎手を引退し、杉村一馬厩舎の調教助手に転身。騎手成績は1183戦137勝であった。

 1994年に調教師免許を取得し、厩舎を開業。
 1996年のデイリー杯3歳ステークスGVをシーキングザパールで制して重賞初勝利を挙げた。同馬は翌年のシンザン記念GV
も勝ったが、ローテーション等で馬主と対立し、森秀行厩舎へ転厩となったという話は有名。
 2003年のジャパンカップGTをタップダンスシチーで制し、GT初勝利を挙げると、続くようにコスモサンビームが朝日杯フューチュリティステークスGTを勝利した。
 以降は順調に勝利数を伸ばし、栗東の有力厩舎の1つに数えられるようになった。
 レース前のインタビュー等で強気なコメントをすることが多く見られる。

 騎手は師弟関係の佐藤哲三騎手の起用が断トツで多い。それ以外では中舘英二、中村将之、北海道では三浦皇成 各騎手を多く起用する。

 開業3年目からは確実に年間18勝以上をあげており、2007年は30勝だった。ほぼ馬房1つにつき1勝ペースというのは馬主としてありがたい。
 無理に馬を出走させずに、あらかじめ数週間後の出走レースを決めて、そこに向かってじっくりと仕上げるタイプ。腕は確かで私からすると、この馬はどうかな?という馬でも厳しい調教と確実な仕上げで勝ち上げてくる。
 しかし、慎重に仕上げるので、出走回数が極端に少ない馬も。馬主としてはこれは少し寂しい。

 とにかく成績はなんでもいいから数を走らせてくれという人には向かない厩舎。

 ここ2年は友駿ホースクラブに大量預託されて?22勝と23勝と成績を落とす(笑)。それでも20勝超えは誇れる数字で、優良厩舎と私は言い切る。

 掲示板などで佐藤哲三騎手の批判をするような人がいる(エスポの主戦を当時角田晃一騎手だ松岡正海騎手だと言う人がいたことが悲しい。確かに彼らが乗った時の2着馬に対する着差は大きかったがそれはテン乗りだからであって、佐藤哲三騎手は毎回いろんなことをレースで試しておられた。勝ちに着差など関係なく、ハナ差で十分。)が、佐々木晶三厩舎が佐藤哲三騎手を乗せてくるのは当然なので、他の騎手を望む方は、やめておいた方が良い。
 私は佐藤哲三騎手の大ファンだし、佐々木晶三師の調教技術を大きく評価している人間なので、喜んでこの厩舎の馬を購入します。

 ただ、数年前は、この厩舎に預託予定の馬だけが、募集価格を上積みされていたことも事実。タップダンスシチーの活躍で、一次神格化に近い状態だったこの厩舎の預託予定馬は全て早い段階で満口になり、クラブとしては、少々値を上げても売れるという実態があった。
 その時代は私は佐々木晶三厩舎預託予定の募集価格上積馬を1頭も購入していない。しかし、それは価格が気に入らないだけで、厩舎はずっと信用している。


 馬体は同封の写真が解像度の関係か、或いはピンボケかでよくわからない。よくこんな写真を同封したなぁと思える粗悪品。


 総合評価2.09は、生産牧場が「E」評価、母が1勝馬で「D」という低い評価以外は全て水準以上で評価「C」と水準級。元々のアリュールシチーが1口12000円だったことを考えても損ではない構成。


 目標は母と同じ1勝ですが、これからの1年、上手く成長すればもしかすると!?と期待を抱かせる馬です。

 頑張れクレセントシチー!!

●いただいた10月6日現在、まだ入厩のメドはたっていません

 すでに2歳のクレセントシチーですが、まだ入厩のメドはたっていません。

ここ4週のクラブ公式HPの近況報告をご覧ください。

9月15日

日進牧場に移動しました。佐々木師は「先週末牧場で馬体確認を行いましたが、体についてはまだ幅がなく良化の余地を残しています。しかし、その状態でそこそこの動きをするので今後馬体がしっかりしてくれば馬自身は良くなりそうです」と話しています。


9月22日

日進牧場で馬体の成長を促しながら調教を進めています。担当者は「体に幅がないので、あまり無理をしないように乗り込んでいますが、動きは問題ありません。今後は馬体の成長を見ながら進めていきます」と話しています。


9月29日

日進牧場で調整していますが、今週15−15を行いました。担当者は「まだ体の線は細いですが、飼い葉食いが良いのでペースを上げても問題ないようです。動きのほうも体が軽いせいもありますがいい走りを見せます」と話しています。


10月6日

BTCで速いところを行っていましたが、若干疲れが出たので本数を調整しながら進めています。担当者は「特に馬体には異状ありませんが、無理をしたくないので15−15の本数を減らして体調を整えています」と話しています。



 というわけで、日進牧場からBTCに通っているようです。総じて体は細い或いは華奢ながら動きはいいようですね。これって早熟馬の傾向だと思いますが、だとすると早期にデビューできないのは痛いですね。

 もっとも、はっきりした馬体重もわからず、上記コメントからのみの推理ですので、なんともよくわかりませんが。

 最新の10月6日の更新によると、少しペースを落としたようですね。15−15まで来ていて残念ですが、年内デビューは無理な気がします。

これ以降は2011年2月1日に作成

●予定通り先週入厩したことが報告されました

 2月1日に発表されましたクラブ公式HPクレセントシチーの近況報告では、我らが愛馬クレセントシチーは予定通り先週入厩し、トレセンで調教を進められているということです。

 まだ馬名登録がなく、詳細な入帰厩情報が掴めない為に、クラブ公式HP頼りの情報になりますが、キャロは移動情報は即日伝えてくれますが、友駿ホースクラブは1週間後に事後報告です。入厩なども馬主にとって嬉しい情報は即日発表せいと思いつつ、まずは入厩を素直に喜びたいと思います。

 今後は馬名登録、ゲート試験、追い切りと移行するわけですが、いい動きをしてくれることを願います。

これ以降は2011年2月7日に作成

●2月7日に馬名登録されました

 2月7日、クレセントシチーは予定通りクレセントシチーでJRAに馬名登録されました。これで詳細な入厩、放牧や調教の情報が入手できます。

 次はゲート試験合格、そしてデビュー戦と流れていきます。順調に行って欲しいですね。

これ以降は2011年3月16日に作成

●追い切り情報(3月16日更新)

2月8日 栗東プール
2月9日 栗東プール


2月24日 栗東E 良馬場 ゲート強め

佐藤哲三
13.2
12.5
13.1
13.8
15.5


2月27日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 53.1
3F 38.9
1F 12.3[7]
アイリスシチー(3歳新馬)馬なりの外を0.2秒先行3F付同入


3月2日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 84.8
5F 69.1
4F 54.1
3F 39.9
1F 12.5[9]
アイリスシチー(3歳新馬)馬なりの外同入


3月9日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う

助手
4F 56.5
3F 42.1
2F 28.1
1F 14.3
ユメノアイリス(3歳未勝利)強めに0.4秒先着


3月13日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
佐藤哲三
4F 56.6
3F 41.7
2F 27.1
1F 13.7
イツモジョウキゲン(3歳未勝利)馬なりに同入


3月16日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
佐藤哲三
4F 55.4
3F 39.6
2F 25.9
1F 計測不能
エリモロワイヤル(3歳未勝利)一杯を0.6秒先行0.3秒遅れ
 2月24日、佐藤哲三騎手を背に(一緒にゲート試験を受けたアイリスシチーは助手さんが騎乗)ゲート試験に合格しました。即日更新された(素晴らしいネ)クラブ公式HPで佐々木晶三調教師は「タイムは一息でしたが無事クリアすることができたので今後は追い切りを消化して出走に備えます。」とのコメントを出されています。
 ちなみに一緒にゲート試験を受けた同厩で同じく私の愛馬アイリスシチーに対する佐々木晶三調教師のコメントは「初チャレンジだったので、動きは一息でしたが何とかぎりぎりのところでクリアすることができました。」というもので、この”なんとかギリギリ”の馬と同じ内容だったことからも、まさに平凡と言わざるを得ません。
 残念ながら、スタートは速い方ではなく、レースでも苦戦を強いられそうな予感がします><。
 しかし、このまま出走に向けて乗り込まれるようで、なんとかギリギリ新馬戦に間に合うかも知れません。やはり初戦は既走馬相手の未勝利戦よりも、同じ未出走馬だけの新馬戦の方が少しでも確率も高いですし、賞金も高いですからね。

 2月27日、愛馬アイリスシチーと併せてニューポリトラックで追い切られました。終いがしっかりと伸びており、こんなことを言ってはなんですが、意外ですね。これからいい動きを見せてくれることを期待します。

 3月2日、2月27日よりも外目を通ってのなかなかの動きです。時計の出やすいポリトラックとはいえ、決して悪い動きではありません。もしかして、勝ち負けまでは行かずとも、見せ場くらいはあるのでしょうか。

 3月9日、ニューポリトラックではなかなかの動きでしたが、坂路では脚力のなさを露呈しました。併せ相手に先着と言っても相手は前走10着という馬です。
 全体的には遅い時計で、終いの伸びも全然です。

 3月13日、また佐藤哲三騎手に調教をつけて貰っています。エスポワールシチーやアーネストリーのような佐藤哲三騎手育成馬のように開花してくれると嬉しいですが、そんな魅力があって乗ってくれているのかな?おそらく違うでしょうね。それでも調教実績のある佐藤哲三騎手に跨って貰うと、少しは強くなる気がします。

 3月16日、うーーん、あまり時計が詰まって来ませんねぇ。ジョッキー騎乗で一杯に追った割にはダメダメな動きです。私ほっさんの追い切り評価は「C」です。本数は乗り込まれていますが、逆にそれでこの動きではとても勝ち負けを意識などできません。

●気になる出馬想定表(3月19日 阪神5R)

出馬想定表 3月19日 阪神5R 3歳新馬 芝2000m
フルゲート16頭 想定数29頭
馬名 予定騎手 追い切り
アズマユニヴァース 藤岡佑介
イッツリゥン 鈴来直人
イノセントムーン リスポリ
エメラルドコースト
オーミレゴリス 安部幸夫
オウケンハート
クラシフィカドール 柴田善臣
クリールダイナー 津村明秀
クリサンセマム 北村宏司
クレセントシチー 佐藤哲三
サクセスパシュート 池添謙一
サクラアドニス
サフランルーデンス 国分恭介
サワノファンタス 福永祐一
スズカルーセント
トーセンビート 横山和生
トップパフォーマー 三浦皇成
トミケンロブスト 的場勇人
ニシノフェイム 浜中俊
ブライダルシャワー 国分優作
ブライティアターフ 藤懸貴志
ポレモス 秋山真一郎
マコトポセイドン 後藤浩輝
マリアヴェロニカ 内田博幸
ミッキーピース 幸英明
メジロコウミョウ 吉田豊
リアルボイス 江田照男
ワイズトウショウ 吉田豊
ワンダージュネス

フルゲート16頭のところに29頭が出馬想定されており、除外権を持たないクレセントシチーの除外は濃厚です。

これ以降は3月17日作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月19日 阪神3R 3歳未勝利 ダート1400m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アースワンキセキ 浜中俊  2/20 未勝利 京都ダ1400
エーシンリボルバー 熊沢重文  2/27 未勝利 阪神ダ1200 12 13
オーバーザレインボ 柴田善臣  2/12 未勝利 東京ダ1400 12 15
カネトシスインガー 丸野勝虎 10/30 新馬 京都芝2000 14 11
キクノアジオ 和田竜二 11/06 新馬 京都芝1600 14 14
グリモワール リスポリ 初出走
クレセントシチー 佐藤哲三 初出走
コスモハンサム 蛯名正義  2/26 未勝利 中山ダ1200 11
シェルエメール 中舘英二  3/06 未勝利 小倉芝1200
ジャンヌシチー 小林徹弥 初出走
セイカフォルテ 津村明秀 11/28 未勝利 東京ダ1400
ヒショウ 内田博幸  2/12 未勝利 東京ダ1400
フリーアズアバード 国分優作 12/05 新馬 阪神ダ1800
マコトローゼンボー 藤岡佑介  3/06 未勝利 阪神ダ1400 16 15 13
マチノアカリ 横山典弘  2/20 未勝利 東京ダ1600
メロート 幸英明  2/26 未勝利 阪神ダ1400

騎手の太字は乗り替わり グリモワールが取り消して15頭になりました。

予定していた新馬戦は除外濃厚の為、確実に出走できる既走馬相手の未勝利戦に出馬することになりました。

●阪神ダート1400mコース解説

 スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
 最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。

有利な枠順 最内不利で外有利
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は佐藤哲三騎手 ほっさん評価「A+」

 1970年9月17日生まれの40歳。1989年に吉岡八郎厩舎所属でデビュー。23年目。同期に田中勝春騎手、角田晃一元騎手現調教師がいる。

 デビュー年は8勝で、2年目に27勝と勝ち星を増やした。92年に朝日チャレンジカップGVで重賞初制覇(レットイットビー・吉岡八郎厩舎)。94年12月21日付けでフリーとなる。96年にマイネルマックスでGT制覇。この年自己最多の70勝を上げた。

 02年に通算500勝を突破。03年にはタップダンスシチーでジャパンカップGTを優勝。

 途切れなく重賞を勝っており、目下15年連続記録更新中。この記録は称賛に値する。


 「職人肌のイメージだが、騎乗ぶりはスマートでソツがない。無理に出したり抑えたりせず、馬の気持ちに合わせるというスタイル。馬群の捌きは上々で、追う技術は水準級といったところか。考えながら騎乗し、レースでは余裕を感じさせる。スムーズに流れに乗せられるので、極端な後ろからの競馬がない。」(佐藤祐樹元騎手)

 真面目な性格で、インタビューでは細かく長く話してくれる。記者がまとめるのに苦労するほど。

 佐藤哲三といえばなんと言っても佐々木晶三師とのタッグである。2002年以降に挙げたJRA重賞27勝の内、19勝は佐々木晶三厩舎の所属馬で挙げたものである。そして佐々木晶三師と仲の良い安達昭夫師、西園正都師との縁も深い。


 2000年のラガーレグルスのゲート再審査の際、心無い観客がゲート近くの柵を叩く等の悪戯をした為ラガーレグルスは興奮。ゲート審査に不合格となりダービー出走が不可能になる。さらにゲート検査後、野次を飛ばした観客に激怒した佐藤がスタンドに向かって詰め寄り、JRA職員に止められる騒ぎとなる。

 人気馬を自ら潰しにかかる騎乗スタイルは、格上馬が出走すると最初から2着狙いが見られるようになったと言われる最近の騎手の中では珍しく、馬券派のファンから支持されている。

 大の競艇好きであり、ジョッキーの間では「哲三先生」と呼ばれるほど精通している(競艇専門誌「マクール」の「俺もボートファンだ!」でインタビューを受けている)。年末の賞金王決定戦特番に出演するなど、メディア露出は競艇関連が大多数を占めている。

 2004年の宝塚記念を勝利した際、使用していたゴーグル、鞭、更にはヘルメットまでも観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。2009年にはかしわ記念(エスポワールシチー)を勝利した際も鞭を観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。


 2011年3月7日現在、中央では853勝(内GT5勝、重賞42勝)。2010年は36勝、勝率8.4パーセントと若干低いが、エスポワールシチーやアーネストリーといった一流馬を育てた手腕は超一流。

 2010月9月19日のスポーツニッポン紙・乗峯栄一氏のコラムでは次のように紹介されている。
雑誌の依頼で、ブリーダーズC挑戦エスポワールの佐藤哲三インタビューをやった。いや、佐藤哲三という騎手は凄い。「歩度を伸ばすことに努めていますが、歩度を伸ばすのはこちらとの信頼関係の中でエスポの自立心を育むことなんです」などと騎手コメントでは滅多に聞かない言葉がバンバン出てくる。個人的には十数年前の「競走馬騎乗はベニヤ板です」「ロンシャンボーイは風船抱えてました」など清山宏明語録以来の感動だ。佐藤哲三は「乗る」というより「馬を作る騎手」だ。だからそこをうまく了解する佐々木厩舎や安達厩舎だといい結果が出るということなんだろう。(以下省略)

 私も全く同意見である。


 海外遠征は2004年タップダンスシチーで凱旋門賞に出走しているがバゴの17着に敗れた。しかし、これはチャーターする予定であった飛行機が故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、輸送が不可能となり、佐々木晶三調教師は一度は遠征を断念したものの一口馬主の会員には出走を望む声が多く、出走2日前出発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行した為であり、これは度外視すべき結果である。


 ほっさん愛馬では最多の41戦12勝。オペラシチーの目黒記念GUをはじめ、エスポワールシチーのGT5勝全て彼の騎乗。そのいぶし銀の腕前は衰えるどころか輝きを増している。

 ほっさん愛馬に騎乗していただいた経験としては、調教師の指示に従順で、ペースや出遅れなど構わず言われた通りの騎乗をする。一流と言われる騎手のほとんどは調教師の指示があってもペースやレース感などから突然自分が良かれと思う乗り方を選択し結果を出すが、佐藤哲三騎手はそういった騎乗はほとんどない。そういった面などから一流と分け隔てられるところだろう。
 故に調教師の指示に従い、ペースが遅いのに直線一気になったり、流れが速くなりそうでもハナを主張したりするので批判の矢面に立たされることが多い。
 しかし、それが佐藤哲三騎手であって、私はそういう騎手がいることも大切と思う。

 
 今回のクレセントシチーは佐藤哲三育成馬。何度も馬に跨り教え込まれて来ました。今回は既走馬相手のデビュー戦で、しかも優先権持ちの馬が多く、厳しいことは承知ですが、良いところが見たいですね。


 ほっさん愛馬での成績 41戦12勝

2004年 6月27日 オペラシチー     鶴橋特別 500万下  阪神芝2000m  1着1番人気
2004年 7月25日 オペラシチー     玄海特別 1000万下 小倉芝2000m  1着1番人気
2004年 9月11日 オペラシチー     朝日CC GV      阪神芝2000m  7着/2番人気
2004年10月24日 オペラシチー     菊花賞 GT       京都芝3000m  3着/6番人気
2005年 2月26日 オペラシチー     御堂筋S 1600万下  中山芝2500m  1着1番人気
2005年 3月26日 オペラシチー     日経賞 GU       中山芝2500m  3着2番人気
2005年 4月24日 オペラシチー     メトロポリタンS OP   東京芝2400m  3着1番人気
2005年 5月21日 オペラシチー     目黒記念 GU      東京芝2500m  1着1番人気
2005年 8月21日 オペラシチー     札幌記念 GU      札幌芝2000m  7着/1番人気
2006年 1月22日 オペラシチー     AJCC GU       中山芝2200m  5着/3番人気
2006年 2月12日 オペラシチー     ダイヤモンドS GV   東京芝3400m  10着/4番人気
2006年 7月30日 ダブルダンスシチー 2歳新馬         小倉芝1200m  8着/3番人気
2006年 8月27日 ロンドンシチー    3歳未勝利        新潟ダ1200m  6着/7番人気
2006年10月29日 ダンシングシチー  2歳新馬          東京芝1600m  8着/9番人気
2007年 6月17日 フォレストシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m 13着/10番人気
2007年 6月30日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利        阪神ダ1800m  4着/5番人気
2007年 7月28日 マイセンシチー    3歳未勝利        小倉芝2600m 11着/9番人気
2007年 8月19日 チャーミングシチー  2歳新馬         小倉芝1800m 開催中止
2008年 3月 9日 エスポワールシチー 3歳新馬         阪神芝1600m  3着1番人気
2008年 3月29日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着1番人気
2008年 4月12日 ダブルダンスシチー 1000万下        阪神ダ1800m  2着/5番人気
2008年 5月 3日 エスポワールシチー 3歳未勝利        京都芝1600m  6着/2番人気
2008年 5月11日 ダブルダンスシチー 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m 11着/1番人気
2008年 6月21日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着/4番人気
2008年 7月20日 エスポワールシチー 3歳未勝利        小倉芝1200m  1着1番人気
2008年 8月10日 エスポワールシチー 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m  7着/3番人気
2008年 9月27日 エスポワールシチー 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m  1着2番人気
2008年10月 4日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1800m  9着/2番人気
2008年11月24日 エスポワールシチー トパーズS OP     京都ダ1800m  1着1番人気
2009年 1月25日 エスポワールシチー 平安S GV       京都ダ1800m  2着1番人気
2009年 2月15日 ダブルダンスシチー 500万下         小倉ダ1700m  3着/3番人気
2009年 2月22日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  4着/5番人気
2009年 3月 8日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1400m 11着/6番人気
2009年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着2番人気
2009年 5月17日 エクストラシチー   湯沢特別 500万下  新潟芝1200m 16着/14番人気
2009年10月12日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m  1着2番人気
2009年12月 6日 エスポワールシチー JCダート GT     阪神ダ1800m  1着1番人気
2010年 2月21日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  1着1番人気
2010年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着1番人気
2010年10月11日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m   2着1番人気
2010年11月 6日 エスポワールシチー ブリーダーズカップ クラシック GT 米チャーチルダウンズ ダ2000m 10着/7番人気
2011年 2月12日 セシリアシチー    3歳未勝利        京都ダ1800m  感冒により出走取消

これ以降は3月18日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
コスモハンサム
エーシンリボルバー
ヒショウ △△
アースワンキセキ
クレセントシチー
マコトローゼンボー
メロート △△ △△
シェルエメール
セイカフォルテ △△
ジャンヌシチー
グリモワール
フリーアズアバード
マチノアカリ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アースワンキセキ 3.2
マコトローゼンボー 4.1
メロート 6.1
シェルエメール 8.7
マチノアカリ 11.8
ヒショウ 13.5
フリーアズアバード 14.6
グリモワール 19.2
コスモハンサム 21.2
エーシンリボルバー 21.2
キクノアジオ 21.9
セイカフォルテ 24.1
オーバーザレインボ 33.2
クレセントシチー 41.0
ジャンヌシチー 45.5
カネトシスインガー 50倍以上

デイリー馬三郎

予想印

◎ アースワンキセキ
○ コスモハンサム
▲ フリーアズアバード

以下省略

クレセントシチー、ジャンヌシチー共に無印

●各陣営のコメント

クレセントシチー

 「順調に追い切りを消化しているけど、もうひとつ時計が詰まってこない。使いつつかな。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)

ジャンヌシチー

 「まだ緩さがあるし、目立つような時計も出てないからね。使いながらしっかりすれば。」(松水助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 常識的にはシチーの2頭の熾烈な最下位争いでしょう。

 しかし、このクレセントシチーはタップダンスシチーやエスポワールシチー、アーネストリーを育てた育成職人・佐藤哲三育成馬。

 クレセントシチーとアイリスシチーは共に私の所持する代替馬で、入厩時期もほぼ同時。しかし、アイリスシチーには佐藤哲三騎手は跨ることもなく、いつもクレセントシチーでした。

 私の中でも最初からアイリスシチーよりもクレセントシチーの方が期待が高かったわけですが、この育成過程を見て、もしかすると!?と色気づいています。


 クレセントシチーは人気にはならないでしょうが(追い切りもさっぱり動いてないですし)、案外人気よりは走るような気がしているのですが。

 過去数十頭の代替馬でゼロ勝の私に夢の代替馬初勝利をプレゼントしてくれないものでしょうか。これが代替の星・ビッグベアー級なら最高なんですけど。


 しかし、優先権持ちの馬が多く、初出走のハンデを考えても10着に入ることすらも厳しいのでしょうね。特に追い切りの動きの悪さはそう思わせます。

これ以降は3月19日に作成

●レース 

 クレセントシチーのスタートは一完歩目で出遅れ、そこからダッシュが付かず、実質3馬身ほどの致命的な遅れとなります。ジャンヌシチーは出遅れはクレセントシチーよりもマシですが、クレセントよりもダッシュがつかずにズルズルと後退。

 先行集団のシンガリから大きく7、8馬身離れた11番手にクレセントシチー、更にそこから3馬身ほど離れたところにジャンヌシチー。ジャンヌシチーはアタマの高い走りで追走も苦しそうでした。

 クレセントシチーは終始ラチ沿いの経済コースを走り、終いは38.5秒の脚(これは位置取りから言って、あまり評価できません)で10着入線。出遅れがなかったとしても勝ち負けには遠く及ばない内容でした。

 しかし、今回は10頭もの優先出走権持ちの既走馬が出走しているハイレベルなレース。走破時計も代替馬としてはそこそこで、相手に恵まれれば掲示板くらいはあっても良さそうな内容でした。

●時計の評価

 今回のクレセントシチーの走破時計1分28秒2良馬場は、阪神ダート1400mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分26秒6良馬場ですので、かなり遅い時計ですが、デビュー戦であることを考えるとぼちぼちだと思います。次走時計を1秒縮めることが出来れば、掲示板くらいはあっても不思議はありません。

 ただ、出遅れはあるものの、終始ラチ沿いの経済コースを走っていたことを忘れてはいけません。

●今後の展望

 クレセントシチーの今回のレース内容はスタートに課題を残し、時計も最短距離を走った割に遅く、正直これ以降、勝ち負けは厳しいと思われますが、震災の影響で中山競馬場が開催中止になり、関東の馬が押し寄せ、前走5着以内の優先権を持った既走馬が10頭も居る豪華なメンバーの中でのデビュー戦だったことを考えると上出来なのではないでしょうか。

 時計以上にシビアなレベルの高い戦いだったと思います。

 更にスタート直後の3馬身ほどの大きな出遅れ、次走は叩いた上積みが見込めることなどを考えると、私は次走、もっとやれていいと思っています。

●最後に

 私は友駿ホースクラブの代替馬は基本必ず貰うのですが、今までいただいた数十頭、僅か1つの勝ち星を上げることもできませんでした。これは代替馬とは大抵その程度の質の馬であり、特に私が購入する安価な馬の代替馬は酷いものです。

 そういう意味ではこのクレセントシチーはそれなりだと思いますし、さすがに好成績を残しておられる佐々木晶三調教師。こういった基本厳しい馬でもそれなりには仕上げて来ます。また、何度も何度もこの馬に跨り調教していただいた佐藤哲三騎手の功績も大きいと思います。

 関東のやたら出走回数ばかり多い仕上げない厩舎なら、クレセントシチーは初戦でここまで走ることは出来なかったでしょう。佐々木晶三厩舎だからこの馬を喜んでいただいたのですが、やはり厩舎の力は大きいと思います。


 今後クレセントシチーが勝てるかと言えば、難しいとは思いますが、スタートが改善されれば掲示板くらいにはいずれ来るかも知れません。佐々木晶三調教師と佐藤哲三騎手の名コンビでなんとかこの能力の怪しい馬を掲示板、そして勝ちあげて欲しいですね。

 少なくともも、マドラスシチーやマリアンヌシチーのように全く期待できない内容ではありません。次走も期待を持って見ています。

 頑張れ、クレセントシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年10月6日作成 2011年2月1日、7日、24日、28日、3月2日、12日、14日、16日、17日、18日、19日加筆

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